ビジネス略語 略語・副詞

ASAP できるだけ早く、至急 /ˌeɪ es eɪ ˈpiː/

できるだけ早く・なるべく早く・至急

ASAP は「できるだけ早く」で、訳としてはそれで合っています。足りないのは方向です。上司から Send it ASAP. と来れば締切の指示ですが、同じ一語を自分からお客様に書けば、こちらの都合で相手を急かす命令になります。逆に I'll do it ASAP. と自分の行動に付けるぶんには、いつでも安全です。

使う形

ASAPはどこに置きますか?

命令文+ASAP.

Please send it ASAP. のように文末に置く、いちばん多い形。命令文と組むので、目上には向きません。

I'll+動詞+ASAP.

「すぐやります」。自分を急かす形なので、相手が誰でも失礼になりません。返信でいちばん役に立つ形。

We need+もの+ASAP.

「〜が至急必要です」。命令文より一段柔らかく、急ぎの理由が自分側にあることを示せます。

as soon as possible

つづりで書くと略語より少し丁寧になります。正式な文書や社外メールではこちらを使います。

意味

急かしているのが自分か、急いでいるのが自分か

ASAP の意味は一つで、変わるのは誰が誰に言うかです。as soon as possible は「可能なかぎり早く」。ここには「可能かどうかは相手が決める」という逃げ道が一応あるのですが、実際の職場では Send it ASAP. は「今すぐ」として受け取られます。上司や同僚のあいだでは普通の指示です。問題は、自分からお客様や目上にこれを書いたときで、相手の予定に割り込む権利がないところで割り込む形になります。

いちばん安全なのは、自分の行動に付けることです。I'll get back to you ASAP. は「すぐ折り返します」で、急かしているのは自分自身です。この形なら相手が誰でも失礼になりませんし、むしろやる気を示す言い方として好まれます。返信に困ったら、まず主語を I にして ASAP を付けられないか考えます。

相手に急いでほしいなら、日付を書きます。Could you send it by Friday? は ASAP より丁寧で、しかも「いつまで」がはっきりしています。ASAP は急ぎだと言うだけで期限を言わないので、相手は「自分の可能な範囲で」と解釈できてしまう。本当に急ぎのときほど、ASAP は役に立ちません。

at your earliest convenience は、思っているより弱い言い方です。「ご都合のつき次第」と訳されて ASAP の丁寧版として教わりますが、英語での温度は「手が空いたときで結構です」に近く、急ぎの気持ちはほとんど乗りません。丁寧さが欲しいときには正解で、急ぎが伝わってほしいときには外れです。両方欲しいなら、丁寧な依頼の文に日付を足すのがいちばん確実です。

例文

例文4本を、単語ごとに

文末 · 上司から

中立

.

単語にカーソルを合わせるか、タップしてください。

Please

/pliːz/

〜してください

副詞・命令文を丁寧にするが、ASAP と組むと指示の色は残る

Rikaiに聞く

send

/send/

送る

動詞の原形・命令文なので主語がない

Rikaiに聞く

me

/miː/

私に

代名詞の目的格・send の相手を示す。to me より短い

Rikaiに聞く

the

/ðə/

その(特定できるもの)

定冠詞・話し手と聞き手の両方が「どれか」分かっているときに付く

Rikaiに聞く

report

/rɪˈpɔːt/

報告書

名詞・the が付いているので、どの報告書か両者に分かっている

Rikaiに聞く

ASAP

/ˌeɪ es eɪ ˈpiː/

できるだけ早く

略語・副詞として文末に置く。上司や同僚からの指示で使う形

Rikaiに聞く

報告書をできるだけ早く送ってください。

自分の行動 · 安全

丁寧

.

単語にカーソルを合わせるか、タップしてください。

I'll

/aɪl/

私は〜します

I will の短縮形・自分の約束を軽く言う形

Rikaiに聞く

get

/ɡet/

(連絡を)返す

動詞の原形・get back to で「折り返す」。三語で一つの動詞

Rikaiに聞く

back

/bæk/

戻って

副詞・get back to で「折り返し連絡する」

Rikaiに聞く

to

/tə/

〜へ/〜すること

前置詞または不定詞の to・後ろが名詞なら前置詞、動詞の原形なら不定詞

Rikaiに聞く

you

/juː/

あなた(たち)

代名詞・単数と複数が同じ形。一般論の「人は」にも使う

Rikaiに聞く

as

/əz/

〜と同じくらい

副詞・as soon as で「〜するとすぐ」。ASAP の a と最初の a

Rikaiに聞く

soon

/suːn/

早く

副詞・as soon as possible で「可能なかぎり早く」

Rikaiに聞く

as

/əz/

〜と同じくらい

接続詞・as soon as の二つ目。後ろに possible が続く

Rikaiに聞く

possible

/ˈpɒsəbəl/

可能な

形容詞・as soon as possible の p。これで ASAP が完成する

Rikaiに聞く

できるだけ早く折り返しご連絡します。

日付で頼む · 丁寧

丁寧

, ?

単語にカーソルを合わせるか、タップしてください。

Could

/kʊd/

〜していただけますか

助動詞・can の過去形だが、ここでは依頼を柔らかくしている

Rikaiに聞く

you

/juː/

あなた(たち)

代名詞・単数と複数が同じ形。一般論の「人は」にも使う

Rikaiに聞く

send

/send/

送る

動詞の原形・助動詞 could の後ろなので原形

Rikaiに聞く

it

/ɪt/

それ

代名詞・前に出たものを指すほか、天候や時間の形式主語にもなる

Rikaiに聞く

by

/baɪ/

〜までに

前置詞・期限を示す。until は「〜まで続く」なので使えない

Rikaiに聞く

Friday

/ˈfraɪdeɪ/

金曜日

名詞・曜日は大文字で始める。by Friday で「金曜のうちに」

Rikaiに聞く

if

/ɪf/

もし

接続詞・if possible で「できれば」。依頼をさらに柔らかくする

Rikaiに聞く

possible

/ˈpɒsəbəl/

可能なら

形容詞・if it is possible の it is が省かれた形

Rikaiに聞く

できれば金曜日までに送っていただけますか。

need · 緊急

中立

.

単語にカーソルを合わせるか、タップしてください。

We

/wiː/

私たちは

代名詞・I ではなく We にすると、急ぎの理由が会社側にあると示せる

Rikaiに聞く

need

/niːd/

必要とする

動詞・need + もの + 過去分詞で「〜を〜してもらう必要がある」

Rikaiに聞く

this

/ðɪs/

これ

代名詞・目の前の問題を指す

Rikaiに聞く

fixed

/fɪkst/

直された

過去分詞・need this fixed で「これが直った状態が必要」

Rikaiに聞く

ASAP

/ˌeɪ es eɪ ˈpiː/

至急

略語・副詞。need と組むと命令文より一段柔らかい

Rikaiに聞く

これは至急直す必要があります。

検算

ASAPを書いていいかは、この順で分かる

1. 急ぐのは自分か、相手か

I'll ... ASAP. のように自分の行動なら、相手が誰でも安全です。相手に急いでほしいなら次へ。

2. 相手は同僚か、目上・社外か

同僚や部下なら Please ... ASAP. で通じます。目上や社外なら ASAP を外して、Could you ... by Friday? に替えます。

3. 本当に期限があるか

あるなら日付を書きます。ASAP は「急ぎ」と言うだけで「いつまで」を言わないので、急ぎのときほど頼りになりません。

注意点

つまずきやすいところ

at your earliest convenience は急ぎではない

「ご都合のつき次第」は丁寧ですが、英語での温度は「手が空いたときで結構です」です。急いでほしい相手に使うと、ゆっくり返ってきます。丁寧さと急ぎを両方乗せるなら、丁寧な依頼文に日付を足します。

読み方は二通りある

「エー・エス・エー・ピー」と一文字ずつ読む形と、「エイサップ」とまとめて読む形の両方があります。どちらも通じますが、まとめ読みのほうがくだけた響きです。

正式な文書では開く

契約書や社外への正式なメールでは ASAP と略さず、as soon as possible とつづりで書きます。略語はチャットと社内メールの言葉です。

ASAP を形容詞にしない

an ASAP request のように名詞の前に置く形はほとんど使いません。「至急の依頼」なら an urgent request です。ASAP は副詞として文末に置く語です。

よくある質問

よくある質問

ASAP は失礼な言葉ですか?

言う相手によります。上司や同僚から部下・同僚へなら普通の指示で、失礼ではありません。自分からお客様や目上に書くと、相手の都合を無視して急かす形になります。自分の行動に付ける I'll do it ASAP. なら誰に対しても安全です。

ASAP は具体的にいつまでですか?

決まっていません。「可能なかぎり早く」なので、受け取った側の判断に委ねられます。だからこそ、本当に期限があるなら by Friday のように日付を書くほうが確実です。

ASAP の丁寧な言い方は何ですか?

Could you send it by Friday, if possible? のように、Could you で頼んで日付を添える形がいちばん丁寧で、しかも急ぎが伝わります。at your earliest convenience は丁寧ですが、急ぎの含みが薄いので注意してください。

ASAP はどう読みますか?

「エー・エス・エー・ピー」と一文字ずつ読んでも、「エイサップ」とまとめて読んでも通じます。会話ではまとめ読みもよく聞きますが、少しくだけた響きになります。

件名に ASAP と書いてもいいですか?

社内なら通じますが、乱発すると効かなくなります。件名なら Urgent: や Action required by Friday: のほうが読む側に何をいつまでにしてほしいかが伝わります。

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