英検2級 動詞

appreciate(アプリシエイト) ありがたく思う、感謝する /əˈpriːʃieɪt/

ありがたく思う・感謝する・価値を理解する

appreciate を「感謝する」と覚えて thank と同じように使うと、I appreciate for your help. という文ができます。これは英語ではありません。thank は人を、appreciate は事を目的語に取るので、Thank you for your help. は I appreciate your help. になり、for も you も消えます。目的語がずれているだけで、意味は同じです。

使う形

appreciateはどんな形で使いますか?

I appreciate+事

I appreciate your help. のように、してもらった事を目的語に置く形。for は付けません。

I appreciate it.

「助かります」。Thanks, I appreciate it. のようにお礼の一言に添える形で、it が相手の行為を指します。

I'd appreciate it if+you could 〜

「〜していただけるとありがたいです」。it を落として I'd appreciate if とするのは間違いです。

I appreciate that+文

「〜は分かっています」。感謝ではなく理解の意味で、後ろに but が続くことが多い形です。

意味

thank は人に、appreciate は事に

appreciate の目的語は、相手ではなく相手がしてくれた事です。thank は Thank you のように人を目的語に取り、何に対してかを for で足します。appreciate はその「何に対して」のほうを直接目的語に取るので、for の出番がありません。Thank you for your help. と I appreciate your help. は同じ意味で、違うのは目的語の席に誰が座るかだけです。appreciate for は、この席を二重に埋めています。

だから I appreciate you. は、少し特別な言い方です。文法的には人を目的語に置いていて、意味は「あなたという存在に感謝している」。アメリカではとくに若い世代や南部で、Thank you より温かいお礼として普通に使われますが、くだけていて感情のこもった言い方なので、仕事のメールでは I appreciate your help. と事のほうを置きます。間違いではなく、温度が違う、という区別です。

いちばん役に立つのは、依頼の形です。I'd appreciate it if you could reply by Friday. は「金曜までにお返事いただけるとありがたいです」で、英語の依頼の中でもっとも丁寧な部類に入ります。ここで it を落とさないこと。appreciate は目的語が必要な動詞なので、if の文を直接つなげず、いったん it で受けてから if で説明します。I'd appreciate if は日本人の英語でとても多い間違いです。

感謝と関係ない意味が二つあります。一つは「事情を理解する」で、I appreciate that you're busy, but ... は「お忙しいのは分かりますが」。お礼ではなく、これから頼み事をする前置きです。もう一つは「価値が上がる」で、The yen has appreciated against the dollar. は「円がドルに対して上がった」。反対語は depreciate。どちらも語源の「価値を正しく見る」から来ていて、感謝の意味はそこから分かれた枝です。

例文

例文5本を、単語ごとに

事を置く · 基本

中立

.

単語にカーソルを合わせるか、タップしてください。

I

/aɪ/

私

代名詞・一人称単数。文中でも必ず大文字

Rikaiに聞く

really

/ˈrɪəli/

本当に

副詞・動詞の前に置いて感謝を強める。very appreciate とは言えない

Rikaiに聞く

appreciate

/əˈpriːʃieɪt/

ありがたく思う

動詞・目的語に「してもらった事」を置く。for は付けない

Rikaiに聞く

your

/jɔː/

あなたの

所有格・help が誰のものかを示す。これで「あなたに」の意味が乗る

Rikaiに聞く

help

/help/

助け、手伝い

名詞・数えないので a は付けない。appreciate の目的語

Rikaiに聞く

手伝ってくれて本当に感謝しています。

丁寧な依頼 · it を落とさない

丁寧

.

単語にカーソルを合わせるか、タップしてください。

I'd

/aɪd/

私は〜でしょう

I would の短縮形・仮定の形にして依頼を柔らかくする

Rikaiに聞く

appreciate

/əˈpriːʃieɪt/

ありがたく思う

動詞・目的語が必要なので、次の it が省略できない

Rikaiに聞く

it

/ɪt/

それ

代名詞・前に出たものを指すほか、天候や時間の形式主語にもなる

Rikaiに聞く

if

/ɪf/

もし〜なら

接続詞・it の中身を説明する文を導く

Rikaiに聞く

you

/juː/

あなた(たち)

代名詞・単数と複数が同じ形。一般論の「人は」にも使う

Rikaiに聞く

could

/kʊd/

〜していただける

助動詞・can の過去形で仮定を表し、依頼をさらに柔らかくする

Rikaiに聞く

reply

/rɪˈplaɪ/

返事をする

動詞の原形・could の後ろなので原形。目的語は取らず、相手は to で足す

Rikaiに聞く

by

/baɪ/

〜までに

前置詞・期限。until ではなく by

Rikaiに聞く

Friday

/ˈfraɪdeɪ/

金曜日

名詞・曜日は大文字で始める

Rikaiに聞く

金曜日までにお返事いただけるとありがたいです。

appreciate it · 返事

くだけた

, .

単語にカーソルを合わせるか、タップしてください。

Thanks

/θæŋks/

ありがとう

間投詞・Thank you のくだけた形

Rikaiに聞く

I

/aɪ/

私

代名詞・一人称単数。文中でも必ず大文字

Rikaiに聞く

appreciate

/əˈpriːʃieɪt/

ありがたく思う

動詞・Thanks に添えて感謝を一段深くする定番

Rikaiに聞く

it

/ɪt/

それ

代名詞・前に出たものを指すほか、天候や時間の形式主語にもなる

Rikaiに聞く

ありがとう、助かるよ。

理解する · 前置き

丁寧

, .

単語にカーソルを合わせるか、タップしてください。

I

/aɪ/

私

代名詞・一人称単数。文中でも必ず大文字

Rikaiに聞く

appreciate

/əˈpriːʃieɪt/

分かっている

動詞・ここは感謝ではなく「事情を理解している」の意味

Rikaiに聞く

that

/ðæt/

あれ/〜ということ

指示語、接続詞、関係代名詞のどれにもなる

Rikaiに聞く

you're

/jɔː/

あなたは〜です

you are の短縮形・that の後ろの文の主語と動詞

Rikaiに聞く

busy

/ˈbɪzi/

忙しい

形容詞・be動詞の後ろ

Rikaiに聞く

but

/bət/

しかし

等位接続詞・前後を対比させる

Rikaiに聞く

this

/ðɪs/

これ

代名詞・目の前の案件を指す

Rikaiに聞く

can't

/kɑːnt/

〜できない

cannot の短縮形・話し言葉では短縮するのが自然

Rikaiに聞く

wait

/weɪt/

待つ

動詞の原形・can't の後ろなので原形

Rikaiに聞く

お忙しいのは分かりますが、これは待てないんです。

値上がりする · 別の意味

中立

.

単語にカーソルを合わせるか、タップしてください。

The

/ðə/

その(特定できるもの)

定冠詞・話し手と聞き手の両方が「どれか」分かっているときに付く

Rikaiに聞く

yen

/jen/

円

名詞・通貨名。複数でも yen のまま

Rikaiに聞く

has

/hæz/

〜した(今もそう)

助動詞・現在完了。上がった結果が今も続いている

Rikaiに聞く

appreciated

/əˈpriːʃieɪtɪd/

価値が上がった

過去分詞・ここでは自動詞で「値上がりする」。感謝の意味はない

Rikaiに聞く

against

/əˈɡenst/

〜に対して

前置詞・通貨の比較相手を示す

Rikaiに聞く

the

/ðə/

その(特定できるもの)

定冠詞・話し手と聞き手の両方が「どれか」分かっているときに付く

Rikaiに聞く

dollar

/ˈdɒlə/

ドル

名詞・通貨名。the が付くのは為替の相手として特定されているから

Rikaiに聞く

円はドルに対して上昇した。

検算

appreciateが正しいかは、この順で分かる

1. 目的語は事か

your help、your time、it のように「してもらった事」が目的語なら正しい形です。you を置くのは温かい別の言い方で、仕事では事のほうを置きます。

2. for が混ざっていないか

appreciate for は英語ではありません。for は thank you for の部品で、appreciate に持ち込むと席が二重になります。

3. 依頼なら it があるか

I'd appreciate it if の it は省略できません。I'd appreciate if は日本人の英語にいちばん多い appreciate の間違いです。

注意点

つまずきやすいところ

appreciate to do とは言えない

後ろに動詞を続けるなら -ing 形です。I appreciate your taking the time. で「時間を取ってくださって感謝します」。to 不定詞は取りません。

very appreciate も言えない

very は形容詞を強める語で、動詞には付きません。動詞の appreciate を強めるなら really か very much で、I very much appreciate it. か I really appreciate it. です。

I appreciate that は前置き

後ろに文が続く appreciate that は「〜は分かります」で、感謝ではありません。たいてい but が続き、これから断るか頼み事をする合図です。

進行形にしない

appreciate は気持ちを表す動詞なので、I'm appreciating your help. とは言いません。今この瞬間の感謝でも、単純現在の I appreciate your help. です。

よくある質問

よくある質問

appreciate と thank はどう違いますか?

目的語が違います。thank は人を取り、何に対してかを for で足します。appreciate は事を直接取り、for は付けません。Thank you for your help. = I appreciate your help. で、意味は同じ、形が違うだけです。

I appreciate you. は間違いですか?

間違いではありません。「あなたという存在に感謝している」という温かい言い方で、アメリカでは Thank you より気持ちのこもったお礼として普通に使われます。ただしくだけた響きなので、仕事のメールでは I appreciate your help. と事のほうを置きます。

I'd appreciate it if の it は省略できますか?

できません。appreciate は目的語が必要な動詞で、if の文を直接目的語にはできないので、いったん it で受けます。I'd appreciate if you could ... は日本人の英語にとても多い間違いです。

appreciate の後ろに to 不定詞を置けますか?

置けません。動詞を続けるなら -ing 形で、I appreciate your coming. のように書きます。ただしこの形は少し硬いので、会話では Thanks for coming. のほうが自然です。

「感謝」以外の意味はありますか?

二つあります。「事情を理解する」で、I appreciate that you're busy. は「お忙しいのは分かります」。もう一つは「価値が上がる」で、The yen appreciated. は「円高になった」。反対語は depreciate です。

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